2025/6/27越谷 がやてっく 雑談 ローカルメディア ローカルサイト越谷CITYメール

越谷の名フランス菓子店『キャトーズ・ジュイエ』が事業停止/高名な菓子店が辿った軌跡【越谷ニュース】


越谷の名フランス菓子店『キャトーズ・ジュイエ』が事業停止/高名な菓子店が辿った軌跡【越谷ニュース】

越谷市を中心にフランス菓子店「キャトーズ・ジュイエ」を運営していた白鳥菓子工房が、6月24日までに事業を停止しました。負債総額は約1億6000万円で、現在、自己破産申請の準備が進められています。長年、地域で愛され、メディアにも取り上げられてきた菓子店が直面した現実とはどのようなものでしょうか。

創業と成功の歩み
白鳥菓子工房は1991年9月に創業し、1996年7月に法人化。代表がフランスでの経験を活かして生み出した本格的なフランス菓子は、地元で絶大な支持を集めました。ケーキやクッキー、その他の焼き菓子はコンクールで数多くの賞を受賞。最盛期には越谷市を拠点に6店舗を展開し、2016年の年間売上高は約2億700万円を記録しました。

経営の厳しさと背景
しかし、収益性の低さや多店舗展開による負債の増加などが経営を圧迫。さらに、新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けた上、原材料費の高騰が追い打ちをかけ、資金繰りが悪化。資産売却や合理化策、借入金返済猶予などにより事業継続を模索していましたが、最終的には事業停止に至りました。

地域への影響とこれから
この閉店によって、越谷市の地域社会にも影響が広がりそうです。長年、地元で親しまれてきた白鳥菓子工房は、単なる店舗以上の存在として地域の人々に愛されてきました。今後、同様の事態を防ぐために地域と事業者の新たな協力が必要となるかもしれません。