越谷市、埼玉県内自治体初の全AED「オートショック型」導入へ【越谷ニュース】
- 2024/11/28 12:31
- がやてっく
- ニュース
埼玉県越谷市は12月、市役所などに設置している自動体外式除細動器(AED)を、救助が必要な人の状態に応じて自動で電気ショックを行う「オートショック型」に変更します。市によると、すべてのAEDをオートショック型に切り替えるのは県内の自治体で初めてです。
AEDは、けいれんを起こした心臓に電気ショックを与えて正常な鼓動に戻す装置です。従来型ではショックボタンを手動で操作する必要があり、使用をためらうケースが指摘されていました。オートショック型に変更することで、救助者の心理的負担を軽減し、迅速な対応が可能になります。
越谷市は2006年度からAEDの設置を進めており、現在は公共施設などに178台のAEDを配備しています。2023年には、心肺停止状態の人への使用例が6回あり、3人の命を救いました。リース契約の更新に合わせて台数を増やし、今回のオートショック型への変更に合わせてさらに50台を追加します。
新しいリース契約は、2029年11月末までの5年間で、契約金額は約8727万円です。市救急課の上村豊課長は「救える命を救うために、市民の積極的な協力を期待しています」と述べました。
コメントを残す