ソフトボール試合中のピッチャー救命、連携が称賛される【越谷ニュース】

越谷市の消防局は、人命救助に貢献したとして、市内に住む岡田孝雄さん（66）と五來慎太郎さん（27）に感謝状を贈呈しました。

11月10日午前11時半ごろ、越谷市立千間台小学校校庭で行われていたソフトボールの試合中、66歳のピッチャーがボールを投げた後に倒れるという事態が発生しました。グラウンドにいた3チームのメンバーが集まり、同じチームで医療事務に携わる岡田さんが心肺マッサージを始めました。

一方、五來さんは別のチームの一員でしたが、「救急車！」の叫び声で事態に気付きました。五來さんは同小学校出身で、AED（自動体外式除細動器）の置き場所を知っていたため、すぐに保健室に向かい、AEDを持って駆け付けました。彼は初めてAEDを操作し、1回目の電気ショックで男性の心拍を回復させ、その後も適切な処置を続けました。救急隊が到着した頃には、男性は意識を取り戻し、話ができる状態にまで回復しました。

岡田さんは「みんなで分担して協力することができた」と述べ、五來さんは「普段ソフトボールで培ったチームワークを発揮できた」と話しています。