盗難車隠匿拠点か?埼玉県内の解体ヤードで容疑者逮捕【越谷ニュース】
- 2025/04/29 18:22
- がやてっく
- ニュース

埼玉県警は、自動車解体施設「ヤード」を盗難車の隠匿や輸出の拠点として使用していた疑いで、容疑者5人を逮捕しました。逮捕されたのは、パキスタン国籍で越谷市在住の会社役員の男(42)らです。
県警の発表によれば、容疑者らは昨年10月、熊谷市銀座にある駐車場からSUV(スポーツ用多目的車)を盗み、さいたま市岩槻区浮谷にあるヤードに運び込んで隠していたとのことです。ヤードは、周囲を鉄板や塀で囲まれており、人の目を遮る構造となっています。
捜査の過程で、このヤードが盗難車の売却拠点として浮上。防犯カメラの映像から、盗難車の搬入を確認したほか、解体された車両がコンテナに入れられ、トラックで運び出される様子も明らかになりました。容疑者らは輸出目的で税関申請を行っていたことも判明しています。
なお、埼玉県内での自動車盗難件数は増加傾向にあり、2024年には781件に達しています。県警は、こうした施設が盗難車の隠匿先となる可能性が高いとして、警戒を強化しています。