埼玉県八潮市の陥没事故、献花台に広がる追悼の輪【越谷ニュース】
- 2025/05/05 13:02
- がやてっく
- ニュース

埼玉県八潮市で発生した県道陥没事故の現場近くに、県が献花台を設置しました。事故ではトラックが陥没した道路に転落し、運転していたとみられる70代男性の遺体が今月2日に発見されました。これを受け、多くの近隣住民が現場を訪れ、花束や飲み物を供えて犠牲者を悼んでいます。
近くに住む石井美由さん(31)は、幼稚園児の娘2人とともに献花し、「寒い時期に突然の事故で、男性はどれほど不安だったかと思う。こんな悲劇は二度と起こってほしくない」と胸の内を語りました。同県越谷市在住の団体職員、鈴木章太さん(41)は、「事故からずっと救出を願っていたが、結果を知ってあまりにいたたまれない」と深い悲しみをにじませました。
この事故は1月28日に発生し、今月2日、陥没現場から約30メートル下流の下水道管内に残されたトラックの運転席部分から男性の遺体が見つかりました。今回の陥没事故を受け、安全対策の強化を求める声が上がっています。
県は今後、詳しい事故原因の調査を進めるとともに、同様の事故が再び発生しないよう対策を強化していく方針です。