【越谷市】不要な屋根修理詐欺未遂/合同会社ReLifeの男ら10人、逮捕される【越谷ニュース】
- 2025/06/12 14:24
- がやてっく
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埼玉県内で横行していた不要な住宅屋根修理の訪問勧誘詐欺疑惑で、県警生活経済課などは12日、リフォーム事業を営む合同会社ReLife(川口市)の代表(27)をはじめ、男ら10人を逮捕しました。今回の事件では、特に越谷市大沢の一戸建て住宅をターゲットに、77歳の女性に不正な修理契約を迫ろうとした手口が明らかになっています。
事件の経緯
昨年5月18日頃、容疑者グループは越谷市大沢の一戸建て住宅を訪問。女性に対し、別の会社名を名乗り「近隣で工事中に屋根の一部が壊れている」と説明し、工事の必要性を訴えました。そして翌19日、改めて訪問し、修理契約を結ばせようとする中で、約291万円の工事代金をだまし取ろうとした疑いが持たれています。幸いにも、女性は契約金支払い前にクーリングオフを実行し、被害は未然に防がれました。
捜査と今後の展開
今回の逮捕に先立ち、県警は昨年7月、川口市並木元町にある合同会社ReLifeの営業拠点を家宅捜索。契約書類やパソコンが押収され、これまでに関東6都県で少なくとも700件(総額7億9400万円)の契約があったとみられることから、組織的な詐欺行為の疑いが深まっています。県警は、余罪の追及や組織全体の解明にも注力するとしています。
住民への注意喚起
今回の事件は、不要な修理勧誘による詐欺未遂が現実に行われていることを示すものであり、埼玉県内の住宅所有者には、訪問営業や不意の勧誘に対する十分な注意が呼びかけられます。信頼性の確認や、複数の業者との比較検討が、今後の被害防止につながるでしょう。