【12/13・14開催】名物裂と表具の美にふれる2日間 越谷・こしがや能楽堂で特別展示【越谷ニュース】
- 2025/12/02 12:22
- がやてっく
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越谷市のこしがや能楽堂で、2025年12月13日(土)・14日(日)の2日間、「古裂と表具の展示」が開催されます。主催は、地元の表具師・江原小林堂。入場無料で、どなたでも気軽に立ち寄れる文化イベントです。
■ 古裂(こぎれ)とは?
古裂とは、時代を超えて受け継がれてきた貴重な裂地(きれじ)のこと。特に注目されるのが「名物裂(めいぶつぎれ)」と呼ばれる織物で、室町時代に中国から伝わり、茶人たちに愛された高級裂地です。金襴(きんらん)や緞子(どんす)、間道(かんどう)など、織りや色彩の美しさが際立ちます。
■ 古裂帖と小堀遠州
展示では、茶人・小堀遠州が裂地を集めてまとめた「古裂帖(こぎれちょう)」にも注目。小さな端裂(はぎれ)にも美を見出し、アルバムのように保存したその感性は、現代の表具にも通じています。
■ 表具と古裂の調和
古書画を表装する際、作品の時代に合った古裂を選ぶことで、書と裂が対話するような一体感が生まれます。今回の展示では、江戸時代に仕立てられた松花堂昭乗の墨竹図をはじめ、歴史ある和歌短冊や色紙など、時代表具の名品が並びます。
■ 展示予定作品(一部)
・詞花集切伝寂蓮
・和歌短冊(細川忠興筆)
・和歌小色紙(小堀遠州筆)
・和歌色紙(冷泉為満筆)
・富士江の島図画賛(狩野伊川院筆)
・墨竹図(松花堂昭乗筆)
■ イベント概要
日時:2025年12月13日(土)・14日(日)
会場:こしがや能楽堂(越谷市)
入場料:無料
主催:江原小林堂
古裂と表具の世界にふれるこの展示は、美術や茶道に興味のある方はもちろん、初めての方にもおすすめ。越谷の静かな能楽堂で、時代を超えた美の調和を感じてみませんか?










