越谷市の幼稚園児に米・独立リーグ選手らが野球指導【越谷ニュース】

越谷市のしらこばと運動公園野球場で11月13日、米国独立リーグの現役選手と元選手が幼稚園児に野球の楽しさを教える「野球交流会」が開催された。参加したのは精華幼稚園としらこばと幼稚園の園児82人で、同市立大相模中学校の野球部員もサポートに加わった。

指導したのは、米国独立リーグ「アトランティックリーグ」のニューブリテン・ビーズに所属する板倉寛樹さん（33）と、日米両独立リーグで活躍し「ナックル姫」の愛称で知られる吉田えりさん（31）。鬼ごっこで体をほぐした後、キャッチボールやバッティングの基本を丁寧に教えた。園児たちは初めて触るボールやバットに興味津々で、一生懸命に挑戦した。最後には、板倉さんの遠投や吉田さんのナックルボールを見て感動したり、じゃんけん大会でサインボールをもらったりした。

このイベントは、「野球の街越谷」実行委員会（長瀬翼会長）が主催したもので、同委員会から両幼稚園にストラックアウト各２台も贈呈された。同委員会は昨年４月に結成され、越谷市出身の長瀬さんが中心となっている。長瀬さんは「幼稚園の頃から野球に興味を持ってもらい、野球人口を増やしたい」と話していた。板倉さんは「プロのプレーを生で見せることで、野球の魅力を伝えたい」と、吉田さんは「女子野球ももっと盛り上がってほしい」とそれぞれコメントした。