2025/1/21越谷 がやてっく 雑談 ローカルメディア ローカルサイト越谷CITYメール
司法司書法人和光事務所

タンク☆ポップホームライブ「季節の音楽会:春の会」【がやてっく話題】


タンク☆ポップホームライブ「季節の音楽会:春の会」【がやてっく話題】

元気楽天ユニットタンク☆ポップと作る参加型ライブ

今年から1シーズンに一度の開催となった「タンク☆ポップホームライブ:季節の音楽会」

我々がやてっくは、2024年5月6日に行われた「春の会」にお邪魔した。会場は草加市にあるライブ&ソングクリスタル。ライブだけでなく、飲み会やカラオケまで幅広く対応してくれるライブハウスである。

会場はライブハウスとビアガーデンを融合したかのような空間。座ってライブを観ることができるのは、幅広い年齢層が集結する当ライブにおいて、非常に理にかなった形であると言える。

ライブ前、ボーカリスト兼パフォーマーのwakkoは、会計を行いながらこのライブに集まった1人ひとりと軽い会話を交わしていた。自らの手でライブを作る・お客さんとの近しい距離感を大切にするという視点は、どのライブ会場でも健在であった。

セッション

ライブがスタートする瞬間には緊張感がある。だが、タンク☆ポップのライブはスタートがあっさりしている。お客さんと演者という役割上の壁が、ライブ前のアイドリングトークによって消えているからである。

ライブはタンク☆ポップのパフォーマンスで始まった。パフォーマンスを見て改めて思った。タンク☆ポップは、自分たちのパフォーマンスを観客に魅せながらも、ある種のお手本のような役割を果たしている。お客さんに寄り添う事を徹底し、緊張をほぐし、次にパフォーマンスする人が「パフォーマンスしやすい空間づくり」に努めている。魅せるに全振りしたパフォーマンスをするのではなく、魅せながら導くパフォーマンスを心掛けているように見える。その証拠に、本来フェスなどで行われる「セッション」は、決まってライブの終盤に行われるのだが、タンク☆ポップのライブでは序盤に行われる。ステージに早めに上げてしまうことで、ステージ慣れしていないオーディエンスの抵抗感を無くしているのだ。セッションは誰もが知っている名曲を、課題曲と称して事前に通達。すでに歌える状態を作り、ワイワイムードの中で演奏された。

新しい試み「春誕優先」

今回のホームライブ。以前は毎月行われていたが、今年から1シーズン毎の主催に変更された。これにより、限定感と希少性が上がったように思われる。この参加型ライブは、主催者であるタンク☆ポップを含め、オーディエンスもステージに立ち、パフォーマンスをする。当然だが、時間とお客さんの人数が釣り合わなければ、公平に全員にパフォーマンスしてもらうことが出来ない。そこで、今回新たに導入されたのが「春に生まれた人に優先的にパフォーマンスしてもらう」というシステムだ。3月、4月、5月生まれの人を優先してステージに上げるというもので、ステージに上がることができる人数を遺恨を残すことなく制限することができる。誕生日は平等だ。年に一度、必ず訪れる。ステージに上がれる回数は減るが、参加さえすれば全員が一度はステージに上がることができるのだ。このシステムはそれ以外にも、良い効果を生んでいると思う。参加型ライブの肝は「参加者のモチベーション」にある。つまり、参加に対して意欲を上げていかなければならない。誕生日をパフォーマンスの条件にすることで、任意と限定感を自然に発生させることができる。そればかりか、パフォーマンスを行うことに対して大義まで用意できるのだ。本ライブは、参加者のパフォーマンスにメリハリがあった。皆、事前にステージに立った時の事をイメージしてきているように思えた。パフォーマンスの質が自然と向上し、より次元の高いライブが実現したのである。

SAMURAI DRIVE

我々がやてっくも春生まれ。今回は、会場に居合わせたドラムの先生にご協力頂き、ギターと歌でライブ感覚を楽しんできた。実際にパフォーマーとして参加した事で、見えてきた事もあった。まず、お客さんの横の繋がりがすごいスピードで生まれていき、ライブが終わる頃には、より深い関係性になっているという点だ。実際我々がやてっくも、その空間でたまたま一緒になった、ドラムの先生・ベーシストの方と仲良くなり、次回のライブではバンドとして出演しようという話になったりもした。さらにこのライブでは、参加者がどんな活動をしているのかが分かる。ステージに上がったならば、自分が何者なのかを名乗らなければならない。自分は何者で、どのような活動をしているのかが分からないと、これから見てもらうパフォーマンスの安心感が損なわれてしまうからだ。自分が何者で、どんな活動をしているかを表明すると、同じ空間に居合わせた人たちが応援する体制を取ってくれる。お互いの活動を応援し合うことで、相互の幸福度が増すのだ。我々がやてっくも、越谷雑談がやてっくとういうニュースメディアを、このライブに集まった皆様に紹介することが出来たし、様々な場所で活動している方の応援をしたいと思った。こうした輪が徐々に広がることで、個人では叶えることができないような大きな夢を成し遂げる事が出来るかもしれない。そんな事を期待するには、十分すぎるライブだったように思う。

次回のホームライブ(夏の会)は、海の日に開催される。新たな繋がり求めたり、自分と他者の挑戦・活動を応援したい、または、自分の表現を沢山の人の前で披露したいと思う人がいれば、ぜひ参加してみてほしい。これから起こるビッグウェーブ、乗るなら今だ。