2024/11/24越谷 がやてっく 雑談 ローカルメディア ローカルサイト越谷CITYメール
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越谷市、革新的な「田んぼダム」による水害対策の実証実験を開始【越谷ニュース】


越谷市、革新的な「田んぼダム」による水害対策の実証実験を開始【越谷ニュース】

埼玉県越谷市が、大雨による河川の氾濫を防ぐための新たな取り組みとして、「田んぼダム」の実証実験を開始しました。この先進的な試みは、雨水を一時的に水田に蓄え、河川への流入を抑制することで、洪水被害のリスクを軽減します。市内の農業法人が管理する約2.8ヘクタールの田んぼで行われるこの実験では、水位調整板を用いて雨水を田んぼに保持し、センサーを通じて水位をリアルタイムで監視します。

このシステムは、スマートフォンを介して関係者に計測データを送信し、水害発生時の迅速な対応を可能にします。また、コメ作りの重要な工程である「中干し」と「落水」期間中は、田んぼに水を溜めないよう配慮されています。越谷市はNTT東日本埼玉南支店および地元農業法人と連携し、来年11月までデータを収集し続ける予定です。

昨年、市内では内水氾濫が発生し、市面積の約25%が15センチ以上の浸水被害を受けました。このような背景から、越谷市は田んぼダムを導入し、下流域の浸水被害を低減することを目指しています。この取り組みは、新潟県で始まり、埼玉県内では既に複数の市で採用されています。越谷市農業振興課の内田英行課長は、この実証実験が成功すれば、市内の農家にも広く参加を呼びかけることを計画しています。この革新的な試みが、将来的に大規模な水害を防ぐ鍵となることを期待しています。

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