2025/11/13越谷 がやてっく 雑談 ローカルメディア ローカルサイト越谷CITYメール

【越谷発】戦後80年の今、平和を語りつなぐ——こしがや平和フォーラム開催【越谷ニュース】


【越谷発】戦後80年の今、平和を語りつなぐ——こしがや平和フォーラム開催【越谷ニュース】

越谷市は11月8日、市内で「こしがや平和フォーラム 戦後80年~語る、つなぐ~」を開催しました。戦争の記憶を語り継ぐ語り部や市内の中学生、俳優の紺野美沙子さんらが参加し、平和への思いを共有しました。

毎年行われているこのフォーラム。今年は戦後80年という節目を迎え、広島平和記念式典に参加した市内の中学生5人が登壇。「被爆者の思いを受け継ぎ、伝えるために行動したい」と語り、若い世代の真剣なまなざしが印象的でした。

パネルディスカッションには、満州からの引き揚げ経験を持つ語り部・重園烱(あきら)さん(90)が参加。「平和のありがたさを実感している。この平和を守っていくことが私たちの使命」と語り、会場に静かな感動が広がりました。

また、俳優で国連開発計画(UNDP)親善大使でもある紺野美沙子さんは、広島で原爆により息子を亡くした母の追想録を朗読。講演では「感じたことを行動に移してほしい。平和のために役に立ちたい」と力強く語りかけました。

世代を超えて語り継がれる戦争の記憶と、未来への平和の願い。越谷から発信されたその声は、静かに、しかし確かに、多くの人の心に届いたことでしょう。