【文化財に新たな誇り】越谷・林泉寺の本堂など6件が登録有形文化財へ【越谷ニュース】
- 2025/11/24 11:58
- がやてっく
- ニュース

越谷市赤山にある古刹「林泉寺(りんせんじ)」の本堂や表門など6件の建造物が、国の登録有形文化財に登録される見通しとなりました。
文化審議会が文部科学大臣に答申したもので、官報での告示を経て正式に登録される予定です。登録されれば、埼玉県内の登録有形文化財は230件となります。
■ 林泉寺とは
林泉寺は1297年創建と伝わる、越谷市内でも貴重な中世の寺院。長い歴史を持ち、地域の文化や信仰を支えてきました。
■ 登録予定の主な建造物
本堂:入母屋造桟瓦葺で、屋根が前に張り出した構造が特徴。内陣には禅宗様の須弥壇があり、格天井にはユリやマツ、イヌやタカなどの彩色画が華やかに描かれています。
表門(赤門):朱色に塗られた門で「赤門」として親しまれています。切妻造桟瓦葺で、「扇に日の丸」の浮彫や吹寄菱格子の装飾が見どころ。
鐘楼堂:柱を内側に傾けて立てる「四方転び」の技法が用いられ、独特の美しさと安定感を兼ね備えた構造です。
越谷の歴史と文化を今に伝える林泉寺。 この登録を機に、地域の宝としての価値がさらに広まりそうです。お近くを訪れた際は、ぜひその美しさと歴史を感じてみてください。










