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越谷市、死亡患者の遺族と和解へ/市立病院の投薬を巡る損害賠償訴訟で和解金500万円【越谷ニュース】


越谷市、死亡患者の遺族と和解へ/市立病院の投薬を巡る損害賠償訴訟で和解金500万円【越谷ニュース】

埼玉県越谷市は、越谷市立病院で治療を受けた患者が死亡したことを巡る損害賠償訴訟について、遺族との和解に応じる方針を明らかにした。市は和解金500万円を支払うための議案を、6月1日に開会する市議会6月定例会に提出する。

市の説明によると、亡くなったのは市内在住の60代女性。2002年に乳がんの手術を受け、その後2013年に再発が判明し治療を続けていた。

女性は2020年から乳がん治療薬「ベージニオ」の投薬を受けていた。同薬には、肺に異常が認められた場合は投薬を中止するなどの注意が求められていたという。

しかし2021年6月のCT検査で肺に浸潤症状が確認された後も、病院側は咳などの症状が軽度であり、がん抑制効果を重視して投薬を継続した。

その後、女性は同年8月に呼吸器科を受診し肺炎で入院。同年9月に薬剤性肺障害により死亡した。

市は、投薬開始から死亡まで約1年が経過していることなどから、薬剤と死亡との因果関係については低いとの見解を示している。一方で、肺に異常が認められた際の投薬に関する注意義務を怠ったことについては認めている。

この訴訟について、さいたま地方裁判所から和解勧告が出されており、市は議会の承認を得た上で和解に応じる方針としている。

今後、議会で議案が可決されれば、遺族との和解が成立する見通しだ。

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