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徳川家康の足跡をまとめた「こしがや家康マップ」の今!【ガヤナンデス話題】


徳川家康の足跡をまとめた「こしがや家康マップ」の今!【ガヤナンデス話題】

越谷市では徳川家康に関連するドラマ「どうする家康」がNHKで放送されるのを機に家康とのつながりをPRし、地域活性化を図るための様々な取り組みを始めました。

<徳川家康についてのニュース>
https://koshigaya.gayatec.jp/news/86793-20230412/

2023年4月12日(水)より開始した取り組みの一つに「こしがや家康マップ」を配布しているとのことで、今回はこしがや家康マップを入手し「家康のゆかりの地」を巡回してみたいと思います。

■こしがや家康マップの入手方法

ニュースには「5,000部印刷、市役所や市内の東武鉄道各駅などで配布中」とありました。蒲生駅や南越谷駅、越谷駅で確認しましたが、結果的に「ガーヤちゃんの蔵屋敷」で入手できました。2023年4月12日(水)から開始しているようですので、まだ各駅にはいきわたっていないのかもしれません。

↑家康マップ表
↑こしがや家康マップ裏面
↑こしがや家康マップ中面

準備は整いましたので各所へ向かってみましょう。

■01:越ケ谷御殿跡

越ケ谷御殿は越谷市御殿町にあります。徳川家康が放鷹をする時の宿泊所として、慶長9年(1604年)越ケ谷に設営された御殿です。

元々、この地は越ケ谷郷の陣屋でしたが、家康の求めでこの地を差し上げたと言われています。家康はしばしば越ケ谷を訪れて鷹狩りをしていたため、1ヶ月あまり滞在したこともあったようです。

当初の御殿は江戸防衛の拠点として軍事的な側面を兼ね、道中筋の要衛に設営されたとされています。

実際現場に訪れると歴史を肌で感じられます。

▼越ケ谷御殿跡の場所

■02:浄山寺の朱印状

浄山寺は越谷市野島にあります。天正18年(1590年)関東に入国した徳川氏はそれまで寺社などが私有していた領内の人民や土地を全て収公しました。

この徳川氏による寺社領安堵の寄進状を朱印状と称されます。家康は鼻紙を取り出し高3石と認めて浄山寺に手渡しました。この家康の朱印状をとくに「鼻紙朱印状」と読んでいます。

市指定・古文書は非公開でした。

お寺はとてもきれいでしたが、歴史ある雰囲気が漂っていました。

▼浄山寺の場所

■03:大聖寺・徳川家康の夜具

大聖寺は越谷市相模町にあります。徳川家康「垢付の寝衣」と称される夜具が大相模大聖寺に秘蔵されています。

当時の家康の休憩所は在地の士豪層や寺社が当てられていたが大聖寺にも宿泊したとみられ、その寝衣が残されています。

この寝衣は綿地で表地と裏地が残されていますが、元は真綿が詰められたとみられています。

ちなみに、家康鷹狩りの休憩所はその後各地に御殿や御茶屋御殿が建てられていったので、一般の民家や寺社での休泊はみられなくなりました。

実際のものは非公開でしたが、由緒ある雰囲気が漂うお寺でした。

▼大聖寺の場所

■林泉寺の駒止のマキ

林泉寺は越谷市増林にあります。マキはマキ科の常緑樹です。中国が原産で日本に渡米し園庭に栽培されたましたが、主に本州四国九州に分布しています。

伝えによるところ、昔、東照公が当地へ鷹狩りに来た時、このマキに馬をつないだと言われており「駒止のマキ」と称されています。推定樹齢は400年前後です。

林泉寺のマキは山門から本堂に至る参道の右側にあります。

ちなみにこの林泉寺周辺は徳川家康が設営した御茶屋御殿が建てられていたところであったが、慶弔9年(1604)越ケ谷に移されました。

巨大で美しいマキでした。

■05:一乗院の建具

一乗院は越谷市三野宮にあります。慶長15年(1610)徳川家康造営になる神奈川御殿の解体資材であります。

一乗院は幕末期に火災で全焼しましたが、その再建にあたり金剛院がこの資材を一乗院に寄付ました。

越谷ならびにその周辺では数少ない江戸初期の建具です。

また越谷御殿の当時の建具がしのばれるものとして貴重な歴史資料と言えます。

現物は非公開でしたが、非常に趣ある建物でした。

▼一乗院の場所

■06:林西寺 代々の朱印状

林西寺は越谷市平方にあります。当時林西寺の住職は子育てで著名な呑龍で、寺領とは別に学問料として高25石が与えられました。

朱印状は写ししかない寺院が多いですが、林西寺と浄山寺には実物11通が保存されています。

実物は非公開でしたが、凛々しい建物に圧倒されました。

▼林西寺の場所

■07:迎攝院 寺領寄進朱印状

迎攝院は越谷市宮本町にあります。天正19年(1591)11月、四丁野村の迎攝院には高5石の寺領が寄進されました。

当寺には歴代将軍12通の朱印状が保存されています。

現物は非公開でしたが、朱色が鮮やかなお寺はとても素敵でした。

▼迎攝院の場所

■家康ゆかりの地巡回まとめ

徳川家康のゆかりがある場所がこんなにもたくさんあることに驚きました。どの場所も行ったことがあったり、見かけたことはありますが、歴史を知った上で訪問してみると、いつもとは違った奥ゆかしさを感じました。

「こしがや家康マップ」には各地の詳細が盛り込まれており、勉強になると同時にさらなる興味が湧いてきました。これからももっと越谷を知っていきたいと思います。

以上、「家康ゆかりの地」の巡回でした。


  1. 山中

    越谷のこういった情報ほしかった

    1. あーさんです♪
      実はネットで調べても情報が少なかったので自分で足を運だという経緯でもあります。
      ガヤナンデスではこれからも分からないことを確認していきますので、引き続きよろしくお願いいたします!

  2. こっちゃん

    越谷と徳川家康とのゆかりって深いんですね。凄くためになる情報でした。

    1. あーさんです♪
      私も勉強になりました!是非一度こしがや家康マップを片手にまわってみてください!

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